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おばあちゃんが教えてくれたこと 後編

しおりんってこんな人 思春期

【おばあちゃんが教えてくれたこと 後編】

そんな大好きなおばあちゃんが

2018年3月29日

余命宣告を受けました。

 

 

 

一一一1ヶ月。

 

 

 

何の前触れもなく、突然の強い黄疸。

嫌な予感がした伯父さんが病院に

連れて行った結果

 

 

 

膵臓癌の末期。

すでに肺や胃など

あちこちに転移していました。

 

 

 

あまりにも突然だったので

初めは受け止められなかったんですが、

 

 

 

 

病室で笑うおばあちゃんを見た時に

 

 

 

 

《このままじゃダメだ》

《わたしに出来ることをしよう》

 

 

 

 

と覚悟を決めました。

 

 

 

 

入院始めの10日ほどは

笑ったり少し話すことができたので、

 

 

ほぼ毎日お見舞いに行き、

子供たちの面白かった出来事を話し

ご飯を食べさせたり、

 

 

お水を飲ませたりしながら

付き添っていました。

 

 

 

 

ですが、

日に日に眠っている時間が長くなり、

ほとんど目を覚さなくなりました。

 

 

 

 

その傍、長男の伯父さんの代わりに

葬儀とお墓の手配を進め

親戚への連絡も行っていました。

 

 

 

 

おばあちゃんは

幸い激しい痛みや苦しい思いをする事なく

余命宣告の1ヶ月を過ぎても

生きながらえることが出来たのですが

 

 

 

 

いつ“その時”が来るかも分からない

状態が続く中での

5人の育児、家事、諸手続き、

毎日の病院の付き添いは

寝る時間があまり取れなかったので、

正直本当にとても大変でした。

 

 

 

 

5月に入ってからは

ほとんど目を覚さなくなったんですが、

父と夜中に一緒に付き添いをしていた時

 

 

 

 

突然目を開けたんです。

 

 

 

 

「おばあちゃん、しおりだよ?わかる?」

って聞くと

 

 

 

 

コクっと頷き、

 

 

 

 

「今日はね、母の日だよ!ほら、カーネーション綺麗でしょ?おばあちゃんの為に伯母さんが持ってきてくれたんだよー」

って言うと

 

 

 

 

コクっと頷きます。

 

 

 

 

そしてまた目を閉じて眠りにつきました。

 

 

 

 

これがわたしとおばあちゃんの

最期の会話です。

 

 

 

 

 

数時間後の

とても良く晴れた気持ちのいい朝。

 

 

 

 

2018年5月13日《母の日》に

祖母は天国へと旅立ちました。

 

 

 

 

 

そのあとは

悲しむ暇もないほど

目まぐるしく忙しかったのを覚えてます。

 

 

 

 

 

エンゼルケアを済ませたら

各所への連絡に病室の片付け。

 

 

 

 

 

霊柩車への同乗もわたしが行いました。

 

 

 

 

葬儀場に着くまでの間に

良くカラオケで一緒に歌った

“さざんかの宿”を歌いながら

向かいます。

 

 

 

 

通夜や葬儀に駆けつけてくれた

おばあちゃんの友人から

 

 

 

 

「あなたがしおりちゃん?」

とたくさん声をかけてもらいました。

 

 

 

 

どうやら生前わたしのことを

周りの方に話していたそうです。

 

 

 

 

“孫の中で1番手がかかるけど1番可愛い”って

話してたわよ。

あなたの話をする時は

とっても優しい顔をするの。

 

 

と本当にたくさんの方に言ってもらえて

涙が止まりませんでした。

 

 

 

 

思春期の素行が悪かったせいで

伯父さん達から

“ダメな子”とレッテルを貼られていたんですが、

 

 

おばあちゃんの最期をしっかりと

見送ってあげたいとゆう思いが通じて、

 

 

信頼を得ることが出来、

 

 

今では”頼りになる姪っ子”と

言ってもらえるようになりました。

 

 

 

 

おばあちゃんは亡くなる最後の最後まで

わたしのために色々と遺してくれました。

 

 

 

 

感謝しかないです。

人は《安全基地》がないと

生きていくのが辛くなる。

逆に《安全基地》があれば

どんなに過酷な状況でも

またここに戻って来れば大丈夫。

と思えるようになる。

おばあちゃんに教えてもらった

《安全基地》の大切さを

たくさんの方に伝えていき

 

 

コミュニケーションを育むことで

愛される喜びと

向き合うことの大切さを知り

笑顔溢れる世の中に少しでも近づけ、

子供たちが自分の持っている

可能性を最大限に出せるような

世界をつくることが

わたしの使命だと思ってます。

 

 

いつか何十年も経って

わたしもおばあちゃんと

同じ場所へ旅立つ時が来たら

「良くきたねー、頑張ったね!」って

言ってもう一度頭を撫でてもらえるように

しっかり生きよう。

 

  • この記事を書いた人

nanairo

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