2018年5月13日ー
わたしの大切な人の1人。
《おばあちゃん》が
天国へと旅立った日。
幼い頃から決して“良い”とは言えない
家庭環境で育ったわたしは
小6でピアスをし、
中学1年生の夏頃から
学校をサボるようになり、
中学2年生に上がる頃には
似合わない化粧をし、髪を染め、
家出を繰り返すようになりました。
悪友たちと悪いことをしては
親や先生、周囲の大人たちから
叱られれば叱られるほど、
自尊心を失っていき
明るくて元気な
ムードメーカーだったわたしからは
《笑顔》が消え
笑えなくなりました。
家にも学校にも居場所がないと
感じて自分自身に価値が見出せなくなり
”いつ死んでも構わない”
”いらない子”と
思うようになりました。
居場所を求め夜の街をぶらつき
優しくしてくれる悪い大人に騙されて
たくさん危ない目に遭いながら
心も体もボロボロでしたが
おばあちゃんだけは
昔からずっと変わらず
わたしに接してくれました。
片道1時間半かけて
歩いて家に行くと笑顔で
「良くきたねー、おばあちゃん嬉しいよ!」と
金髪だった頭を撫でてくれ
家中のお菓子やジュースを振る舞い
何を話すわけではないけれど
テレビを見ながら過ごす時間が
すごく居心地が良かった。
帰りには「またおいで」と
わたしが
見えなくなるまで手を振り続ける。
何も言わないけど
ものすごく“愛”を感じて
”もう少し生きてみよう”
とさえ思えた。
”死んでも良い”と
思っていた思春期を
乗り越えることが出来たのは
おばあちゃんがわたしのことを
「あの子は大丈夫!」と
絶対的信頼を置いてくれて
ありのままのわたしの全てを受け入れ
《安全基地》を作ってくれたのが
本当に大きかった。
そんな大好きなおばあちゃんが
2018年3月29日
余命宣告を受けました。
一一一1ヶ月。
後編に続く