プロフィール

✴︎あだにや しおり

親子コミュニケーションアドバイザー
日本プロセラピスト協会 マスター講師
日本プロセラピスト協会 感動コミュニケーター講師
さとう式イヤーフックLaLaUP認定講師
ユリシス認定ハワデコ講師 

私はとても寂しい幼少時代を過ごしました。


父の営んでいた会社が倒産。


夫婦仲はみるみる悪くなり、

私が小学一年生の時に父と母は離婚し、母に引き取られました。


シングルマザーとなった母は

飲み屋で働き、

そのお金を増やして

生活費の足しにしようと

ゲーム喫茶に入り浸り

家を空けることが多くなりました。


その上大好きだった父とも

突然会えなくなり

私は軽いノイローゼ状態になりました。


そんな不安定な精神状態の中で通った

引越し先の小学校では

転校生という理由でイジメにあい

それがだんだんエスカレートしていきました。


無視される。

ばい菌扱いされる。

靴がゴミ箱の中から見つかる。

上履きに画鋲が入っている。

そんな日常でした。


でもそんなことは私にとっては

どうでも良かった。


それよりももっと母と一緒に過ごしたかった。


イジメられていることを

母に話しました。


でもそれは

「イジメが辛かった」のが理由ではなく

「母の気を引きたかった」から。


大事な娘がイジメられていると分かれば

もっと一緒にいて守ってくれるかもしれない。

一緒に過ごす時間が増えるかもしれない。

お家に帰ってきてくれるかもしれない。

そんな思いだったのを覚えています。



イジメを知った母は激怒し、

学校に乗り込んだこともありました。


これで私を見てくれるだろう。

振り向いてくれるだろう。

ずっと一緒にいられるだろう。



そう思っていましたが、

私の願いは叶いませんでした。



すごく、すごく寂しかった。



長男を出産後、

専業主婦は正義!!

保育園は通わさない!!

自分の子供は自分で見るべき!!


という固定観念で

子育てをしていました。


ですが、毎日毎日来る日も来る日も

イライライライライライライライラ。


気がつけば怒っていない日は

ありませんでした。



私自身が寂しい思いをしたからこそ

たくさんの時間を一緒に過ごすことが

子どもにとっては最高の愛情表現だ!

と信じて疑わなかった。



でもそれは大きな勘違いでした。



ある日イタズラをした長男を

叱っていた時に

「ママは僕を怒るために産んだの?」と

聞かれました。


その言葉で我に還りました。


私の愛情は全く伝わっていなかったのです。



どんなに同じ時間を一緒に過ごしたとしても、

そこに愛が伝わっていなければ、意味がありません。



形は違えど

母と同じ道を歩んでいたことに気がつき

このままじゃダメだ!

と思ってはいたものの

どんな風に接したらいいのか

全くわかりません。


何をすればいいのか。

何から始めたらいいのか。

検討もつきませんでした。


そんなモヤモヤした日々を

過ごしているうちに

カラダにも異変が起こります。



あまりのストレスで突発性難聴になり、

左耳の聴覚をほとんど失ってしまったこともあります。



そんな時に出会ったのが

粘土で可愛いお菓子のモチーフを作る

「スイーツデコ」というハンドメイドでした。




スイーツデコを子どもとしているうちに

かけている言葉は同じなのに

みんな違う反応が返ってくるということに気が付きます。


それは子ども一人ひとりの

特徴や個性の違いでした。



どんなに愛情を持って接していても

伝わらなければ

それはないものと等しくなってしまう。



子育ては期間限定であり、

その過程を楽しむもの。



子育てをするという

同じ時間を過ごすならどうか

無駄にしないでほしい。



私の母は今猛烈に後悔している。

もっとこうしてあげればよかった。

ああしてあげればよかった。

本当に勿体無いことをしたと。



伝わる接し方(コミュニケーション)を

とることで子どもの心は満たされ、

さらに個性特徴・可能性を広げてあげられる。


そんなママを増やしたい。


だから私は

親子コミュニケーションアドバイザーをしています。

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