しおりんってこんな人 子育て

【母への想い】

2月2日に34歳の誕生日を迎えました。

母曰く21時20分に産まれたそうです。

妊娠3ヶ月で出血。

切迫流産でした。

産婦人科のドクターに

「この子は育たないから

 諦めなさい!」

と匙を投げられるも、

母だけは

「この子は絶対に産まれてくる!

 産んでみせる!」と

諦めませんでした。

その後も入退院と

寝たきりの生活が続き

少しずつ成長するも、

「階段を踏み外すのも、

 躓くのもダメです!」と

ドクターに言われるほどの

お腹を庇いながらの妊婦生活は

非常に辛いものだったでしょう。

十月十日慎重に

生命を育んでいただきました。

産気づくも40度の高熱。

原因は破水した際、

羊水の中で菌が繁殖してしまい、

母子共に危険な状態。

意識朦朧の中の出産は

力むことも出来ず、

どこに力を入れていいのかも分からない。

吸引分娩で取り出されたわたしは

すぐには産声を上げてくれなかった。

一瞬緊張が走りましたが、

わたしが無事に

産声を上げた瞬間母は

嬉しくて嬉しくて

たまらなかったそうです。

意識朦朧の中、

手足の指は5本あるのか

何か変わったところはないか

ちゃんと元気はあるのか。

五体満足で産んであげることが出来たのか

何度も何度も確認したそうです。

生後40日で毎日4.5時間の夜泣きに悩まされ

それは4歳ごろまで続いたと聞きました。

喘息持ちで体も弱く

良く病院へ連れて行ってもらっていた

記憶もあります。

ところが思春期の頃は

夜遊びや家出を繰り返し、

ケンカが絶えませんでした。

あんなに大事に大事に守ってもらったのに。

あの頃のわたしはあなたが

大嫌いでした。

お母さんなんだから

間違わないと思ってた。

お母さんはなんでも出来て

当たり前だと思ってた。

だって今まであなたの存在は

当たり前だと思ってたから。

でも違ってた。

18歳で長男を出産し、

ステキな旦那さまと

明るい家庭を築く中で

初めて気がつきました。

“お母さんも迷ってたんだ”って。

子育てって毎日が手探りで

チャレンジの繰り返し。

何が正解なのか分からなくて、

誰も答えを持っていない。

お母さんも“お母さん”に

なることが初めてで

もがいてたことに

親になって初めて気がついた。

未だに喧嘩もするけど、

仲直りを繰り返しながら

あの頃を取り戻してる。

わたしはそんな気がしています。

大好きなお母さん。

産んでくれてありがとう。

しおりはあなたの子どもで

とても幸せです。

母への気持ちをどこかに

留めておこうと

書いてみました。

長文読んで頂き

ありがとうございます

  • この記事を書いた人

nanairo

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